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和歌を楽しむ |
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1000年前の我々のご先祖は自由に己の心象を言葉を和歌で表現していた。
古今集和歌集を始めとする和歌は身分に関わらず多くの人の歌が詠まれている
今の私たちも心の中の機微を表現しよう。異性を恋する心を表現しよう!
平安時代の人々は誰も学校にいって和歌を習ったわけではない。
誰もが当然のように心象を詠み表現してでいた。
誰も文法や表現技巧に捕らわれず自由に歌を詠んでいたのだ。
あなたも自分の心を自由に歌に乗せて表現しよう!!
【 和歌の楽しみ方 】
● 和歌を楽しみましょう!!
動画 テキスト
● 和歌の楽しみ方
和歌を楽しむとき一番良い方法の1つは、優れた人の歌から学ぶことである
特にわかりやすく日本人に馴染みがある百人一首が参考になる。
以下の4段階を経ればすぐに和歌を自分で作れるようになる。
@歌の大部分を参考にして歌の1部分だけを変えてみる
A歌の後半部分だけを創作して歌を作るみる
B歌の前半だけを利用して後のすべては自分で創作して歌を作る。
C後は自分の周りの身近なことを歌にしていく
こういう段階を経れば後はどんどん歌が浮かんでくる。
文法や韻などは自分が良いと思ったことを気にせずどんどん和歌を作ろう。
平安時代の人々は上は貴族から下は農民まで皆が自由に歌を作っていた。
今のような学校にいって学んだわけではない。
だから文法をチェックされたわけではないし、皆それぞれが自由に気ままに
歌を表現していた。だからあなたも自由に自分の心象を表現してみよう。
動画 テキスト
【 百人一首を基に和歌を創作する 】

藪小路雅彦(やぶのこうじまさひこ)さんの本は超訳があって分かり易く挿絵もあってお勧めである
稲穂黄金は歌を詠みつつ空いている余白に歌を書く
百人一首の解説本はたくさんある。その中から自分が使いやすい本を手元に
置いておこう。この歌を詠むことは和歌を学ぶ上で一番参考になる。
いにしえ こいもよう
● 古の 奈良の都の 恋模様 京に伝わる 想いなるかな
(訳 昔の奈良の都の人々の人を恋する心は京の都の人々にも同じように
受け継がれた心であるよ。 そしてそれは現代(今日)を生きる人々に
も同じように受け継がれ大切に持っているよ。異性を恋しているよ)
この歌は百人一首61番目(伊勢大輔)を基に作った歌である
いにしえ やえざくら きょうここのへに
(61) 古の 奈良の都の 八重桜 今日九重に 匂いぬるかな
(訳 かつて奈良の都で咲き誇った八重桜よりもさらに多い九重に美しく
咲き誇っているよ。奈良の都よりこの京の都は栄えているよ)
動画 テキスト
あらわれいでる
● 待ちぼうけ 人の行列 たえだえに 現れ出でる 君の横顔
(訳 ずっと駅で(男が)待っていて駅から人の行列がたくさん出てきては
まだ来ないかなと待っている。
そんな時その人混みの中に愛しい君の横顔が見えたよ。 )
この歌は百人一首64番目(権中納言定頼)基に作った歌である
あさぼらけ かわぎり せぜ あじろぎ
(64) 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに 現れ渡る 瀬々の網代木
(訳 朝方に川にかかっていた霧が徐々に晴れてきて川の浅瀬のあちこち
に立っている杭(木)が徐々に見えてきたよ )
動画 テキスト
てん おがわ あまのがわ かたき
● 空またぐ 天の小川の 天の川 破れし恋の 敵取りけり
(訳 恋愛に破れた男が外に出て夜空を眺めて見るといつもは中々晴れない
七夕の日の夜空が澄み渡って晴れ 彦星と織姫が出会えて願いが叶って
良かったな〜)
この歌は百人一首98番目(従二位家隆)を基に作った歌である
かぜ おがわ ゆう なつ
(98) 風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける
(訳 夕暮れ時の小川は風も涼しく一見秋のようであるが小川で水を体に
かけている人がいるのを見るとやっぱりまだ夏なんだな〜)
動画 テキスト
はな いろ おとめ ひとはる
● 花の色 誰より好む 乙女たち 一春待てば 花となるらん
(訳 花を誰よりも好む乙女達。 そういう乙女達が一春の時が過ぎれば
成長して花のように魅力的になるのだな〜)
この歌は百人一首9番目(小野小町)を基に作った歌である
はな いろ み
(9) 花の色は うつりにけりな いたずらに わが身よにふる ながめせしまに
(訳 美しい花も時がたつと萎れてしまう。私も以前は花のように美しいと
いわれたのに時がたち花のように萎れてしまった。 だれか素敵な
人(男)が声をかけてくることもなくなってしまったのね!)
動画 テキスト
わた おとめ つきよ ゆめ み
● かささぎの 渡せる橋に 乙女あり 月夜を見れば 夢と見まごう
(訳 宮中の橋の上に乙女が1人で立っていた。
月夜に照らされた乙女の美しさといったらまさに夢ごとく美しいな〜)
この歌は百人一首6番目(中納言家持)を基に作った歌である
わた はし しも しろ よる
(6) かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける
(訳 宮中の橋の上に霜が降りている。もう夜がだいぶ更けたんだな〜)
動画 テキスト
● 静けさよ 友こそなけれ 学び入る 山の奥にも 知的光ぞ
(訳 向学心に燃えた若者が静かな山の奥に住み始めた。
そこには友も誰もいないがそういう中にあっても学問は続けているぞ!)
この歌は百人一首83番目(皇太后宮大夫俊成)を基に作った歌である
よ なか みち おも い やま おく しか な
(83) 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
(訳 この世を捨てて 引退して 山奥に分け入ったまではいいものの
鹿も寂しそうに泣いている。ここに1人でいても寂しいな〜)
動画 テキスト
【 日常の中で和歌を創作する 】
ひとりみの まち み いえじこいしき
● 独り身の 我が身寂しさ 街へ出る 電車満つれば 家路恋しき
(訳 独りで家にいると寂しい気持ちに襲われたので人々の声を聞こうと
電車に乗って都会に出ようとしたら電車がいよいよ混んできてお家に
帰りたい気持ちになってきたよ〜 )
稲穂黄金が20代の時に作った歌である。
これはある面 ニートの人も持っている感情だろう。
こういう面が強くなりすぎると部屋に閉じこもってニートになる可能性が高い。
しかし人間は多かれ少なかれこういう感情も持っているものだ。
特に1人暮らしをしている時などは。
動画 テキスト
ときつ じゃま ゆめ とこ
● 時告ぐる 鳥の声にも 邪魔されず 愛する人と 夢の床かな
(訳 朝 鳥のさえずる声が聞こえてきた。
そういう朝を知らせる鳥の声にも邪魔されないで愛する人が私の隣にいて
2人で寄り添っていて なんと幸せな気分なんだろう)
動画 テキスト
せいてん かぜふ みだ ち なつ きぎ あお
● 晴天の そよ風吹けば 乱れ散る 夏の思い出 木々の青さよ
(訳 すごく青空の夏の日にふっと強い風が吹いた。
その時に緑に生い茂る葉っぱが音を立ててざわめいている。
自分もその青さ(未熟さ)ゆえにガサガサと音を立てていたな〜。
あの夏の失恋 本当に俺は未熟だったよな〜)
稲穂黄金が20代の時に作った歌である。
一応述べておくが別に稲穂黄金が失恋したとかではない。
動画 テキスト
うつく さ あさある よ みや よ
● 美しき 夢から覚めて 朝歩く ここ世の宮は あの世なるかな
(訳 朝、早起きして湖の近くを歩く。それにしてもこの風景の美しさはなんだろう
あの世のように美しい。
もしかしたら先ほぼ床で見ていた夢の続きを見ているのかな〜)
特に日本の美しい湖の回りを朝早く歩くとこういう感情がふと湧いてくるものだ
動画 テキスト
ときす だい おどろ ひび たまもの
● 時過ぎて 大を成しけり 驚きて それを知るのは 日々の賜物
(訳 時間が経ってみて自分はこんな大きなことを達成したんだな。
それは毎日毎日の小さい積み重ねであったがこんなに大きいことを成し遂げ
たのを今更ながら実感したよ)
動画 テキスト
み す でんしゃ われひとり かみ やど
● 満ち過ぎし 電車の中に 我一人 心の中に 神ぞ宿りし
(訳 混雑した電車の中に自分がいる。周りは世間話などでガヤガヤしている。
しかし私は静かに神と会話し、常に神と共にいるのだ)
これは信仰心がある人の心持を表現した歌である
動画 テキスト
● 山中の やわらかなりや 温泉は これぞつくりし 加賀美人かな
(訳 山中温泉のやわらかいお湯に浸かっていると本当に気持ちが良い。
このお湯が加賀の美人を創りだしたんだな〜)
山中温泉・・・・石川県の加賀地方にある温泉郷
加賀温泉郷と言えば粟津・片山津・山代・山中の4つである
その中でも山中温泉は山に囲まれた中に存在する趣きある温泉)
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しゅうでん しゅうてん うそ しず
● 終電の 隙間もなきや 人だかり 終点つけば 嘘の静けさ
(訳 仕事で夜遅くなって終電に乗ったら隙間もない程ギュウギュウ詰めだった。
途中でようやく座席に座れて寝入って気付かない内に終点駅に着いた。
周りを見ると数人の乗客しかいなくあの混雑が嘘のように静かだな〜)
これは都内に電車で通勤していたサラリーマンなら1回は感じたことがあるの
ではないだろうか!?
動画 テキスト
まちなか いや わ つま てん めぐ
● 街中の 言葉卑しき 女あり 我が妻見れば 天の恵みぞ
(訳 街中を歩いて すごい汚い言葉を話す若い女の子たちがいた。
そういう言葉を聞くと嫌な気分になる。
ようやく家についた時 妻の穏やかな言葉を聞いてほっと心がやすらぐ
良い女をめとったものだな〜としみじみ感じるのだ)
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かもがわ かぞくみんな かわ じ
● 鴨川の ゆるり流れに 誘われて 家族皆で 川の字歩く
(訳 京都にある鴨川がゆったりと流れている。 その流れに誘われるように
川沿いを家族で歩く。
皆で仲良く会話をしながら家族が川の字になって歩いている)
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ていねん だんらん だれ しず とき かん
● 定年の 一日前の 団欒は 誰も静かに 時ぞ感じる
(訳 父親が明日で定年退職する。明日が最後のお勤めである
家族がその前日ささやか団欒を催す。 家族皆 言葉に出さないが父親が
働き始めてから35年以上たっているのだな〜。
お父さん長い間本当にご苦労様 その長い時を家族皆しみじみと感じている)
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くらやみ しょうじ ひかり うつ かげえ いと
● 暗闇の 障子に浮かぶ 光あり 我が子を写す 影絵愛しき
(訳 真っ暗な廊下を歩いていると和室に明かりが灯っている。
和室の中で幼子が楽しげに遊んでいるようだ。
その障子越しに映る幼子の影ですらなんと愛おしく感じるものだ)
動画 テキスト
いそが あいま ひとやす おとめ ふまん われ
● 忙しき 仕事の合間 一休み 乙女の不満 我もうなずく
(訳 忙しい仕事の合間に喫茶店でコーヒーを飲んで一休みしていると
隣に座った若い女の子たちが仕事の愚痴を話していた。
耳を傾けて聞いているともっともだな〜と思うところがあるものだ )
動画 テキスト
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