未来の哲学。21世紀からの数百年、真の哲学が世界から求められる。それほど科学が複雑な事象を扱うようになるたからだ。
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 哲学の役割は大きく、責任は重い。
 21、22世紀、科学は大きな進歩を果たすと同時に大きな難問も抱える。
 数学、物理の準備はいずれ整う。 哲学はその両分野を支え導く使命がある。


 ● あの世でカントは泣いている!

 カントが先験的感性論を世に出して、この世の全てをその認識論で区別して
 探求しようと試みた。
 カントの意気込みは純粋理性批判後の彼の精力的な活動を見て良くわかる。
 
 カントは認識の根拠律の切り分けの必要性を感じていた。
 人間が学問を形成するときに基礎となる根拠のことである。
 
 カントの認識論で認識の種類を判別してたくさんの認識を集めてみても
 それは
認識の寄せ集めに過ぎない。

 その集めた認識からいかに学問の体系を作り上げるのか、何を根拠にそれが真
 だと判断するのか、それがあいまいならその体系が真だという基盤が揺らぐ。
 その根拠となる根拠律を確立しておくことが必要であったのだ。
 これなくしてはいずれ科学が混乱することをカントは感じていたはずだ。

 だがそれはカントにとっても大仕事であった。
 またカント自身、多くの課題を抱えていた。
 多忙なカントはこの仕事を後世の者達へ託したのだ。

 だが現実はそうならなかった。 カント死後、大学の哲学は宗教に擦り寄り
 おとぎ話を哲学の基礎に添えた。 哲学は堕ちるに堕ちたのだ。
 あの世でカントは泣いたことだろう。


          
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 ● 21世紀、ようやく哲学は闇から復活する

 
カント死後の大学の哲学は宗教に擦り寄り哲学をまったく駄目にしてた。
 フィヒテ、シェリング、ヘーゲルなど能無しがキリスト教に媚を売り、哲学の基礎に
 神学を持ち込んできた。それも相当できの悪い神学である。
 これにより哲学はぐちゃぐちゃになり、哲学は堕ちるに堕ちた。
 これらの輩には初めからカントなどいなかったのかのようである。

 哲学は堕ちるに堕ち、哲学は暗闇に閉ざされるかに見えた。
 だが、哲学は死ななかった。
 天空の北極星のように、その光は常に同じ光をこの地上に照らしたのだ。
 ショーペンハウアーの登場である。


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 ● ショーペンハウアーの登場

 『 根拠律の四つの根について 』
 これこそカントがあの世で願っていたことであった。
 ショーペンハウアーはこれを驚くべくことに26歳の頃、世に出した。
 圧倒的とはまさにこのことである。
 これにより寄せ集めた認識からいかに学問体系を確立し、その体系が真だと
 みなす基礎となる根がすべて出揃ったのだ。

       
根拠律の根がつであることを明示した。まさに天才
        その時、わずか
26歳というから驚きである。

        
       
人類史上最高頭脳をもつショーペンハウアー

 しかし、その当時、ショーペンハウアーの話についていける人間などもはや
 数えるほどもいなかった。
 彼の真の意義は、物理学が相対性理論、量子力学の領域に入った20世紀
 以降になって初めて、一流物理学者の琴線に触れ始めたのだ。
 
 ある学者がショーペンハウアーが全集の一番最初に『根拠律の四つの根』の
 話をもってこなければ、もっとはやく彼の思想が普及したであろうと述べたが
 ある意味当たっている。 されどそれはショーペンハウアーの本意ではない。
 なぜならこの根拠律の四つの根がこの世の全てを論理的に考える時の基盤と
 なり、その後の彼の哲学の思想展開の基礎になるものであるからだ。

 この四つの根の意味を真に理解することが21世紀を生きる一流の探求者の
 前提条件となる。 物理学者、とりわけ量子力学の分野を探求する物理学者
 には絶対に必要となる。
  まさにこれからの21世紀の科学者にはショーペンハウアーは必須であり
 その内容は22世紀以降にも絶大な影響を及ぼす。


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     (*) 詳細は以下のサイトを参照。
         『 稲穂黄金のショーペンハウアー


  ● 21世紀の探究方法

 
21世紀の探究方法は哲学者と物理学者が手を組むことである。
 
哲学者科学者タッグチームの時代の到来である。

 大枠的な思想(=世界観)は哲学者が提供する。
 その思想に沿って数式化を試みるのが科学者の役目となる。

 思想(世界観)は哲学者が提供。
 その為に必要なモデルケースを数学者が提供。
 それらをあわせて法則化するのが物理学者。

      哲学者        数学者        物理学者
       ↓            ↓            ↓

    思想(世界観)  モデル化(数式) + 法則化

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     (*) 詳細は以下のサイトを参照。
         『 稲穂黄金の未来の物理学者



  ● タッグの成功例

 
この哲学者と物理学者のタッグには既に成功例がある。
 
ショーペンハウアーアインシュタインとの関係である。
 アインシュタインにとってショーペンハウアーは最上の教科書であった。

 アインシュタインはショーペンハウアーの認識を絶対の基準にしていた。
 相対性理論の話しもショーペンハウアーの書をヒントにし、また時間がゆっくり
 ともまた速くとも進むことがあることをショーペンハウアーから学んだのだ。
 彼は絶対の自信をもって相対性理論に取り組んだのは想像に難くない。

 彼はその安心の上で時間と空間の関係を数式化することを試みた。
 それがアインシュタインの相対性理論の数式化の作業である。
 アインシュタインは誠実な科学者である。彼の功績は大いに賞賛されて良い。

 ただしアインシュタインはショーペンハウアーの読み込みが甘かった。
 アインシュタインが言い足りない部分はその後
シュレーディンガーが補足した。
 シュレーディンガーも若いときに熱心にショーペンハウアーから学んだのだ。
 
 アインシュタインはショーペンハウアーの認識の上で、まるで子供のように甘え
 安心して、相対性理論の研究に専念できた。
 21世紀の哲学者は
この
安心感を科学者に与える役割がある。

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     (*) 詳細は以下のサイトを参照。
         『 稲穂黄金の未来の物理学者



  ● 真の哲学は科学者に知的な刺激を与える

 本来、哲学が真の道を進むときは、科学者に大きな知的刺激を与える。
 カントが数学界や科学界に大きな影響を与えたように。
 ショーペンハウアーがアインシュタイン、シュレディンガーなどのの一流の
 物理学者に決定的な影響を与えているように。
  同様に不確定性原理のハイゼンベルク、量子論のニールス・ボーアも
 ショーペンハウアーの思想を何かの経緯で知ったのではないかと稲穂黄金は
 思っている。というのも東洋的思想に興味を抱いたからだ。

 真の哲学の道を歩むということは、真理の追究であり、それは必ず物理学者や
 数学者などの
科学者に決定的な影響を与える。
 これから哲学の道を進む者はこのことをはっきり認識する必要がある。

 その言葉が同僚の哲学学者、特に文科系出身の者にしか響かないのであれば
 それは真理でもなんでもなく、業界内で通用する業界用語であると知ることだ。


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  ● 物理学者のサポート【 カオス理論 】

  現在の物理学の対象は無機物の世界である。
 作用=反作用が成り立つ世界である。この拘束下の世界の現象でさ
 その原因が複雑に絡みあえば、現代科学では把握することは困難になる。

 そうカオス理論である。
 要因が多数に及び現代の科学では予測することは困難を極わめる。
 あまりにも多数の影響がそのほかの物質に及ぼし結果的に予想もしない動きを
 するのである。

  だが物理学は『 
表象上の無機物の作用はすべて計算可能か
 いう命題を掲げ探求する時代がくる。22世紀的命題である。
 21世紀にカオス理論について哲学者がその意味と可能性を語る時が来る。

 現代科学では無機物に及ぼす作用でさえ困難であるのに作用≠反作用
 が成り立つ有機物の世界に対しては現代科学はお手上げの状態である。
  植物の刺激、果ては人間の動因に至るまでを方程式化しようと試みるのは
 その更に100年先の23世紀的命題である。
 その為に数学と物理学の準備も着々と整い、勇敢に進む。
 哲学がこれに最大の貢献せずして何の哲学ぞ!


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     (*) 詳細は以下のサイトを参照。
         『 稲穂黄金の未来の物理学者
         『 稲穂黄金の究極の物理学

         『 稲穂黄金の究極の数学
         『 稲穂黄金の深遠なる者達



  ● 物理学者のサポート【 無機物の世界を超えて 】

 ある人の1年後の動作を予測できるだろうか?
 はたして人類はある人の1年後の動作を方程式化することは可能だろうか?

  ある人の1年後の動きも生まれる前から確かに因果の鎖で繋がれている。
 確実な因果である。
 その因果を遠い未来まで見通すことは神のサイコロならば可能かも知れない。
 しかし人間のサイコロでは可能だろうか?

 現代の科学から見れば、いずれそれが可能だとしてもそこに辿り着くには
 何個も山を越える必要があり、途方もない年月がかかると思えるだろう。
 
 23世紀になると、そういう問いをする科学に対して哲学はサポートをするのだ。
 この探求は24世紀にもっとも花開く。

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  ●  21世紀の哲学

  物理学者が量子の世界へ入り、何を基準に考えれば良いのかと悩む科学者の
 為に哲学者はその基準を提供し説明をすることがまず必要な仕事になる。

 科学者の混乱を防ぎ、認識の根拠律の意味を科学者に浸透させるのが大きな
 仕事となる。これなくして物理学の大幅な進歩などあり得ない。

 これは哲学の出番であり、哲学の再興が必要である。
 カントが成し遂げたかったことであり、ショーペンハウアーが一人でやり遂げた。
 認識の根拠律の四つの根である。

 21世紀の科学者はこの根拠律を元に進んでいく。
 この根拠律が当然のように一般の科学者にまで普及した2080年。
 始めに数学が究極の複素数に届き空間と時間を越えるモデルを思考錯誤
 する契機をもたらす。
 これに呼応するかのように物理学ではもっとも人気のある研究テーマとなる。
 それを全面にバックアップするのが哲学である。
 そしてそれが
理論的に不可能であると示すのが
 
22世紀の哲学の役目となる。

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  ●  22世紀の哲学@

  
22世紀の哲学の大きな仕事は

   @ 空間と時間を越える論理的方法の可能性の判別
   A
超越的な世界への論理的アプローチの可能性と限界
   B
表象上の無機物の全ての作用の計算可能性

  その1つ目は空間と時間を越えることについての考察だ。
 つまりはワープ理論とタイムマシン理論の可能性についての考察だ。
 空間と時間を越えることに数学と物理が歩調を合わせて進むときに哲学は
 これに可能性と根拠を与えるべく動き出す。

  この挑戦の結果は残念ながら論理的には不可能
 哲学が科学へ空間と時間を飛び越えることは
論理的手法を用いては不可能
 という宣言する。
 がしかしこのことは論理的手法によってありえぬが、偶然または個人差によって
 は経験的には否定できないと多くの哲学者には理解されることになる。
 物理学者に論理的手法以外のやり方を模索する切っ掛けを与える。

 結果的に空間と時間を越えることは論理的にできないと証明されるが
 この道は人類が一度は通る道であった。


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  ●  22世紀の哲学A

 22世紀の哲学の3つの大仕事の2つ目は超越的な世界へのアプローチ
 の論理的根拠、可能性の判別である。


 科学者が時間と空間を越える模索の中でそれと同様に超越的な問題について
 も科学者は関心を持つようになる。
  超越的世界と現実世界との境界線にあるグレーな存在に対して科学が
 取り組みはじめるのだ。科学はその認識の切り分けを哲学に要請する。

 22世紀に哲学は神霊世界、霊的力、魔術などから現実にも確認される夢、
 夢遊病、千里眼、予知夢
など科学としてはギリギリの線を論ずることになる。

 哲学の使命はあくまで認識の根拠律に基づいた範囲で行うことにある。
 根拠の立てられない超越的なものを基礎におくことはない。

  だが22世紀後半になると物理学、数学からそれを超えた存在へのアプローチ
 を要請される。
 しかし
何度もいうが哲学はあくまで根拠律に基づいて探求を行う。
 真偽の区別が可能か?あるいは信仰の問題になるか?の区別をしっかり行い
 科学者にその情報を提供する。

 かつて哲学において超越的なものへの安易な探求は大きな害をもたらした。
 この歴史は古い。神である。哲学は人間の認識の範囲にない神を哲学的基礎に
 置こうとした。その為に受けたダメージははかり知れない。
 哲学はカント以後、ぐちゃぐちゃになり偽者、似非学者が跳梁跋扈した。

  だが今度は科学界からの要請である。
 超越的な力と現実世界の狭間にある千里眼、未来予知に対する哲学的根拠を
 確立しようと挑戦する。このとき哲学も忙しくなる。
 かつて混乱し哲学を駄目にした馬鹿者が今度は出ないよう、しっかりと
 脇を固める仕事を行う。
 何もわからない馬鹿者が哲学の名をかりてお喋りするのを防ぐのだ。


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     (*) 詳細は以下のサイトを参照。
         『 稲穂黄金の超越的な世界



  ●  22世紀の哲学B


  22世紀の哲学の3つの大仕事のその3は以下の命題である。
  『 
表象上の無機物の世界はどこまでは方程式化できるか? 』

 これは主に数学界からの要請である。
 数学が22世紀に完全に辿り着いた究極の複素数が無機物世界の物質の
 物理的作用に対してどこまで数式化可能かが哲学界に要請される。

 もちろんどこまでも未知数Xが残るのは22世紀の物理学者と数学者が共同で
 解明するのだが、その未知数Xを前提して、すべてを表象上の無機物の物質の
 作用を数式で方程式化できるかが問題となる。
  すべての無機物の表象上の作用をである。

 この探求結果は
未知数Xが究極の複素数と補完する関係にあるのが
 示される。
 またこの22世紀の探求は、さらに100年後の23世紀へと繋がる。
 
 つまり無機物を越えて有機物の作用へと押し進む。
 その果てに『人間はどこまで方程式化できるか?』という23世紀の大命題がある。


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     (*) 詳細は以下のサイトを参照。
         『 稲穂黄金の未来の数学者へ
         『 稲穂黄金の未来の物理学者へ

         『 稲穂黄金の究極の数学へ


  ●  23世紀の哲学@


 23世紀の哲学の大きな仕事は

     @人間の行動の方程式化の可能性の究明
     
A人間の認識経路の変更の論理的手法の模索

 その1つ目が
人間の行動はどこまで方程式化できるかである。

 22世紀に始まった表象上の無機物の物質の作用の法則化の探求が
 23世紀では有機物に及び、その最終的な目標地点は人間の行動の方程式化
 となるのだ。

 無機物以外の有機物の植物、昆虫、動物、さらには人間の行動への科学の
 方程式化の取り組みは哲学を刺激せずには要られなかった。
 哲学はこれについて本格的に取り組み、その成果を科学に還元する。

 現代科学が無機物の範囲でさえ、複雑に絡みあえば予測不可能になる問題が
250年先には作用≠反作用の有機物の世界の因果関係を探求するまでになる。


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  ●  23世紀の哲学A

 23世紀の哲学の2つ目は大仕事は
認識経路の変更である。

 これは物理学界がもっとも注目して取り組む探求だ。
 だが本来は哲学の領分であり、偉大なるショーペンハウアーの遺産でもある。

 つまり我々は物質を真に理解するとき我々の意志から表象上に現れる物質の
 探求をへてその奥ににある何物か(=本質)を理解したいと望み科学する。


  意志 ⇒ 表象 ⇒ 物質 → 何物か(?) ← 意志
              ( 何物か(=本質)は意志により規定される。


 科学は通常、この流れでアプローチされる。
 しかしこの科学的なアプローチではどんなに科学が発展し極めても必ず
 
未知数Xが必ず残ってしまう。
 (未知数Xが残ってしまうことは22世紀の数学者と物理学者により証明される)

 だからこそ物理学は発想を転換してその科学的アプローチ以外の認識経路を
 経て事物の本質を理解できないかと模索するのだ。
 これはショーペンハウアーが示した道でもある。
 
 物理学者が科学的にその手法を構築できないか挑戦し模索するのだ。

    
 --------------------------------→
    ↑                           |
    |                           ↓
  意志 
⇒ 表象 ⇒ 物質 →  何物か(?) ← 意志

  つまり我々の内なる意志から物質の意志へと(時間と空間を越えて)直接に
 関わり事物の本質を把握する手法を科学的に確立しようと物理学が動きだす。

 詳細は『稲穂黄金の未来の物理学者へ』で語っているのでここでは繰り返しに
 なるので述べないが、この科学の探求に哲学も大きな力を貸すことになる。


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     (*) 詳細は以下のサイトを参照。
         『 稲穂黄金の未来の物理学者へ



  
●  24世紀 本物の哲学者が登場する

  22世紀、23世紀と数学、物理学ともに着々と準備を整えていく中でその
 中心的基盤を支えるのは哲学になる。
 探求の王道=哲学が真に活躍する時代が未来に確実にある。

 24世紀、科学の大きな発展と共に、哲学も刺激され発展する。
 カント・ショーペンハウアー以来、24世紀に入ると真の哲学者が登場する。
 500年ぶりに哲学界にも真の哲学者が登場するのだ。
 この天才はプラトン、カント、ショーペンハウアーと並ぶ天才である。

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     (*) 詳細は以下のサイトを参照。
         『 稲穂黄金の未来世界3 』 ⇒ 23世紀以後の世界
         『 稲穂黄金の究極の数学
         『 稲穂黄金の究極の物理学







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